
ダリア
アマリリス
クリスマスローズ
冬の終わり、そして春の始まりを、庭先でささやくように告げる花、スイセン。古代の神話にも登場する 美しい出立ちが世界中で愛されています。
伝説・育種の歴史
美少年ナルキッサスが水面に映った自分の姿に恋し、身を投げて死んだところに咲いたというギリシャ神話の伝説の花、スイセン。ナルキッサスの美しい容姿が花びらに、血潮が紅色の副冠(ラッパ)になったといわれます。
スイセンの原産地はヨーロッパおよび北アフリカの地中海沿岸で、約30種類の原種が知られています。海岸や草地、河のほとり、岩の裂け目など、様々な環境に適応していることから園芸種として注目され、1500年代から現在までさかんに育種されています。その歴史は興味深く、初めはねじれた貧弱な花弁を平らにすることからスタートし、花弁の幅をシャベルのように広くするまでに半世紀費やされ、ラッパの部分の色を白や黄色から、オレンジ色や紅色に変えるための涙ぐましい努力は、長年にわたって改良した育種家たちの努力の結晶です。
これにも飽き足らず、今もなお育種家たちは競い合い、品種改良に取り組んでいます。今日の園芸の世界では、RHS(英国王立園芸協会)による12分類の分類がなされており、トランペット咲き、カップ咲き、八重咲き、反り返り咲き、口紅スイセン、原種ズイセン・・・などの分類がなされています。
AGSでは、スイセンにまつわるギリシャ神話から、芸術(詩・俳句・絵画)、RHS(英国王立園芸協会)による12系統の分類の説明、パフューマリー・ケミストの蓬田勝之氏によるスイセンの香りの
コラムなど、知られざるスイセンの世界をご紹介いたします。
12系統の分類法に基づきながら、世界から注目を集める育種家・小森谷慧氏監修のもとバリエーション豊かな品種を取揃えて販売いたします。
小森谷慧氏 プロフィール
スイセン、アマリリス、ヘメロカリスなど、宿根草の育種家として、50年以上にわたる実績をもつ第一人者。特にスイセンは、高校時代から精力的に育種を試みていた、同氏の原点とも言える花。その後、他の花にも育種を広げ、1962年にグラジオラス「獅子舞」の作出で、西ドイツ(当時)で開かれた国際園芸展「スイスベルン市長賞」(銀賞)を受賞。日本園芸界だけでなく、国際的な育種界との交流も幅広い。同氏が代表取締役を務める小森谷ナーセリーは、千葉県房総半島のなだらかな丘陵地にあり、栽培地だけで3ha以上の敷地。様々な園芸植物の育種と栽培方法を研究・実践している。地。様々な園芸植物の育種と栽培方法を研究・実践している。







