
ダリアの上手な育て方(球根の掘り上げ・貯蔵・分球)
- 1.ダリア球根の植え付け →
- 2.発芽後の管理 →
- 3.ダリアの仕立て方 →
- 4.球根の掘り上げ・貯蔵・分球 →
- 5.土の研究→
- 6.さし芽・品種作り・切り花→
- 7.ダリア栽培Q&A
球根の掘り上げ・貯蔵・分球
掘り上げ
掘り上げ時期
ダリア球根は土中の凍結や過湿によって腐敗しますので、霜が降りる前に掘り上げましょう。 霜や雪などで茎が凍傷にかかると球根も使えなくなりますので、 寒い地域では花が残っていても思い切って霜が降りる前に掘り上げたほうが安心です。 霜の降りない暖かい地域では、掘り上げは必要ありませんが、 地上部分を切り倒し株の上にムシロなどを掛けておくとよいでしょう。 鉢植えの場合も掘り上げる必要はありませんが、鉢ごと玄関などの屋内に取り込んでおきましょう。
球根の掘り上げ方
支柱を抜き、茎を地際付近で切り倒す。
このとき、掛けておいた品種の札を取り違えないよう注意。
スコップを株の周囲に円形に挿し込み、
細い根を切断する。球根本体を傷つけないように手で少し掘り大きさを確認しながら行なうと安心。
茎に手を添え、スコップを斜めから深く差し込みながら少しずつ持ち上げる。
クラウンと球根の間は折れやすいので特に注意。
下から手で支えながら行なうとよい。掘り上がったら土を大まかに取り除く。
貯蔵
掘り上げた球根を軽く水洗い(手荒に洗うとクラウンを傷めてしまうので要注意)、 日陰に1週間ほど置いてから木箱や段ボール箱に移し替えます。 ダリア球根は5℃以下になると腐りやすくなりますので、 寒冷地では屋内での保管をお薦めします。湿気の多い地方では、箱にもみ殻やピートモス等をつめて、 球根をそっと埋めておくとよいでしょう。乾燥がちな地方では、湿らせたバーミキュライトで球根をくるみ、 ビニール袋に入れておく方法がよいです。さらに段ボール箱などに入れておけば安心です。
分球
分球の時期
掘り上げて貯蔵した球根は2〜3月に分球をして植え付けに備えましょう。
どこから芽が出るのか?
発芽点があるのは球根の胴体ではなく、球と茎の間の膨らんだ部分(クラウン)です。 このクラウンから芽が出てきて、成長していくのです。 つまり、掘り上げの段階で球根にクラウンの部分を残しておくことが大前提となります。 そして、分球の際は各球根のクラウン部分に発芽点が少なくとも1つあるようにします。球を基準に分けるというより、発芽点を基準にして分けるといった感じです。

取り扱いには細心の注意を
球根を手に取るときは、クラウンの部分をつかまないようにしてください。 むやみにクラウンを持つと大切な発芽点を傷めかねませんし、 首の弱い品種ではポッキリと折れてしまうこともあります。必ず球根の胴体部を持つようにし、どうしてもクラウンを持たなければならない場合はあくまでもそっと注意深く。
用意するもの

分球の方法
手・指・道具の消毒
球根がウイルスに感染してしまうと治すことは不可能です。予防のため、作業前に必ず手指と使用器具を消毒しましょう。園芸店で売っている専用の消毒液を使うと効果的です。
細い根を切り、土を落とす
球根に残っている細い根は後々の作業をする際に邪魔になるので、あらかじめ取り除きます。 面倒ですがスッキリ取っておきましょう。発芽点を見つけやすくするために歯ブラシ等を使ってクラウンの土を落とします。 球根が込み合っていて分球しにくそうな場合は、細く弱々しい球や首折れ球をあらかじめ取り除いて整理します。
分球する
よく切れるカッターナイフ等を使ってクラウンの部分を切り分けます。 このとき、発芽点がなるべくクラウンの中央部にくるように切りましょう。切り口と発芽点がなるべく離れているものが上手に分球された球根と言えます。 クラウンに残っている古い茎は、分球後軽く力を加えてもぎ取りましょう。無理にもぐと球根の首を折ってしまうのでくれぐれも気をつけて。
角をとり、名前を書き込む
クラウンの角の部分は衝撃で欠けやすいので、ナイフで切り取って仕上げておきましょう。 あとで品種名がわかるよう、球根に書き込みます。数が多い場合は箱や袋にまとめ、その上から。
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