
ダリア球根モニターさんによる2009年度栽培レポート
広島県 広島市 フーミンさん
vol.10
2009.10.06 update
こんにちは〜。フーミンです。9月20日~10月3日のわが家のダリアっ娘レポートをお届けします。
広島の気候ですが、このところ雨降りが続き「秋雨が今頃?」と思うほどでした。例年より遅い秋雨です。
畑の近くの田んぼの稲穂も頭を垂れて、稲穂の薄茶と葉の黄緑が絶妙に混ざり合い、田んぼは秋のふかふか絨毯を敷いたみたいです。
自然美に風情を感じます。
広島の気候
9月20日〜9月26日 気温17.1〜30.7℃/1日平均23.9℃
9月27日〜10月3日 気温21.3〜28.9℃/1日平均23.6℃
日の出6:06頃/日の入17:52頃
日長時間/11時間46分
1. ダニ退治とダリアっ娘の様子
私の小さな庭は、キッチンガーデン(野菜・ハーブ)と草花とのいわば「友愛」の庭なのですが、ダリアっ娘たちが虫の大被害を被ってしまいました。
先日AGSさんに教えていただいて判明したのですが、ダニ君の仕業です。
キッチンガーデンがあるので、無農薬・安全を心がけていたのですが、ダニたちにとっては住み心地が良かったのでしょうねぇ。
しかし、1番の原因は私の判断ミスです。
丸まった葉を日焼けと勘違いしていて、対策を怠ってしまいました。
「敵を知らねば対処は出来ぬ!」と、まずダニについて調べました。
ご参考になると思うので、簡単に述べます。
【症状】
生長点付近の新芽が肉厚になって伸びず芯どまりになる。
結果、花が咲かなくなることもあったり奇形花になる。
【ダニ】
高温・乾燥が続くと発生。
ダニの種類は多く一概には言えませんが、発育日数は25℃で5~7日間、短期間で増える害虫。
産卵は1日1~5個で1~2週間に渡る。15~30個位。
組織の硬くなった場所は加害出来なく、柔らかい新芽に移る。etc・・
【防除】
晴れた日、灌水時に葉裏まで散水。
水には弱い。
薬剤は殺虫剤よりもダニ専門の薬剤を使うetc・・
ダニは目では見えにくいのです。
見えた虫は手で捕ったりしていました。
しかし、葉が丸まった症状が出た時一応ネット検索をしたのですが、納得した答えが見いだせず、「日焼け?」と勘違いしておりました。
お知らせをいただいた翌日、噴霧器にダニ殺虫剤・展着剤を希釈倍率に薄めて葉の裏を特に念入りに散布しました。
すぐに孵化するし、生き残りが居るので近日また散布します。
“椿姫”が二番花を咲かせました。
8輪だいたい同時に咲くことが出来ました。
クラシカルな赤紫色で、花色が何ともいえず魅力的です。
脇芽の生長と一番花が、同時進行で8月から大きく伸びていましたし、古い葉なのでダニ被害は少なかったようです。

開花した“椿姫”の二番花
“夜空”はダニの被害を受けながらも蕾を膨らませています。
次回は開花をご報告できると思います。

ダリア“夜空”の蕾
“織姫”は蕾もダニの被害を受けたようで足踏み状態です。
次の新しい脇芽がダニの被害を乗り越えて葉を展開してきました。
「じゃあ、私がお先に花を咲かせるよ。」と種の保存の執念を感じます。
ダニとの生存競争になりそうです。

ダリア“織姫”
“春爛漫”です。葉が縮れているのが見えますでしょう。これがダニ被害です。
とにかくダニは若い葉が好き。
フーミンはダリア栽培の経験不足で早く気付いてやれませんでした。
もう今回でダニ被害をキャッチする目を養えました。
マニュアル+色々な経験をして自分の目で判断・対処出来る力を養わなければなりません。

どう立ち直るか。「“春爛漫”よ、ダリアの力の見せ所だぞ。」
“祝歌”は3輪咲き終えました。
残り1輪はダニ被害で大きくなりません。
写真は“春爛漫”に似ていますので省略します。
2.ダリアっ娘—part2—
地植えの“カーニバルダクス”です。秋は赤みが濃くなっています。赤の色合いがなんとも言えないくらいに綺麗です。

いつ見てもたくさん咲いている“カーニバルダクス”

これも地植えの“初恋”です。
地植えは極小輪〜中輪ですので、もう放任にしてたくさん花を咲かせています。
私の背丈(157cm)はもうとうに超えているダリアがありますが、“初恋”もその1つです。
花数も半端ではありません。20輪以上はあるでしょうか。
大地の力は偉大です。
AGSより(10月8日追記)
ダリア“初恋”には同名の2品種があります。
フーミンさんが育てているのは小西勇作氏作出の“初恋”で、AGSではお取り扱いがございません。
モニターはるちゃんさんが育てているのが鷲澤幸治氏作出の“初恋”です。
AGSで取扱う“初恋”は鷲澤氏のものですが、2009年度は通販がございませんでした。
夏植えの“ペチカ”が咲き始めました。“ペチカ”も天蕾がダニに遣られましたが、脇芽が同時進行だったので、まず4輪が開花を始めました。

ダニの被害を受けながらも、綺麗な花を咲かせた“ペチカ”は、暖炉の燃える火をイメージして名付けられたそうです。
3. 世羅高原農場のダリア見学
9月27日の日曜日、家族で世羅高原農場に出かけました。家から車で高速道を飛ばしたら1時間30分ほどで行けます。もちろん、「土日は通行料金片道1000円」の恩恵を使ってです。
世羅高原農場は広島の東の方に位置し、350種25,000株のダリア園で西日本最大です。
目的その1 プロからのカルチャーショックを受けるため
目的その2 好みのダリアを見つけるため
ダリアと接点する機会が子供時代以来全くなくて、フーミンはまだプロの育てられたダリアを見たことがない「井の中の蛙大海を知らず」だったのです。
モニターを始めてから見たい気持ちが徐々に強くなって参りました。
「百聞は一見に如かず」です。本物に触れたかったのです。
世羅高原農場のダリア畑の環境は、周りを山の木々に囲まれた高原の中です。
それで、農場の温度は街中よりもやはり低く感じられます。
今はまさに百花繚乱の名のごとく、種々のダリアが満開を迎えてここは別世界でした。

世羅高原農場のダリア畑の一角
入口では“房州路”と“天涯”が迎えてくれました。
噂の名花たちを初めて拝見しました。
大輪以上のダリアを生まれて初めて見ることが出来ました。
豪華で存在感がありますね。そして、華やかです。

“房州路”は摘心仕立てでした。
入って早々、鉢を見て絶句しました。
「アレッ?10号鉢(直径30)ではない。」
10号鉢の4倍ぐらいの大きさでしょうか。
やはり、私の懸念していた通りプロは土量も多く使っていらっしゃいました。
そして素焼き鉢でした。

小輪でもこのように大きい鉢に植えてありました。

支柱は鋼管製や鉄筋の長い棒を真ん中でクロスして留め、鉢の大きさに合わせて両サイドをくの字に曲げてあり、見た目がスッキリしていました。

そして、紐で取り囲み枝折れを防ぐ。
畑では下の写真のように間隔を置いて支柱を打ち込み、ネットを張らせてありました。
そして、この正方形のネットの中からダリアの枝を出させてあります。
網の目は18cmくらい、ネットの高さは40cmくらいだったでしょうか。
ダリア株全部に支柱を立てていたら気が遠くなるほど大変ですものね。

ネットを張って支柱の代用。なるほど〜。このアイデア頂きます。
作業服を着られた若い栽培担当スタッフの方を見つけたので、オバタリアンを発揮して、色々と教えていただきました。(来年に活かします(*^^)v)
朽ちて来た花の花摘みをスタッフの方が忙しそうにされていたのが印象的でした。
花は言うまでもありません。お見事の一言です。
一部分をご紹介します。

“群金魚”

“影法師”
やはり、プロはすごい。
フーミンの理想のイメージって本当は「これっ!これ!なんです。」
ちゃんとやれば10号鉢でも出来ると思っていました。
ダリアへの要求が高ければ高いほど地植えでしょうね。
鉢植えはその縮小版でしょうか。
しかし、鉢植えは自分の家のエントランスを素敵に飾ってくれる。
要は、やはり、どんな目的でダリアを育てるかということですよね。ガッテンガッテン。
花への要求を高くすれば、薬剤も散布しなければならない…。
「ウ〜ン、野菜たちとの「友愛」は無理だな〜。」とか、考えを巡らせながら帰路へ着きました。
このように、色々な気づきを学ばせてもらえたことが今回の収穫です。家族にも感謝な1日でした。
それではこの辺で、See You Again
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