
AGSのクリスマスローズ
“クリスマスローズ”という名前について
クリスマスローズはキンポウゲ科ヘレボルス属の宿根草です。 本サイトで使っている“クリスマスローズ”という名前は本来原種のひとつであるH.ニゲルという品種を指すものです。 欧米ではH.ニゲル以外を“Christmas rose”と呼ぶことはないそうですが、語感の良さから本邦では“クリスマスローズ”という呼び名が広がりました。
クリスマスローズの原種
クリスマスローズの原種はヨーロッパ全域から地中海沿岸、バルカン半島、黒海沿岸、 さらには中国の内陸部まで広範囲に分布します。生育する環境は海岸付近の低地から2000mの山岳地帯まで変化に富みますが、 石灰岩を含む土壌で傾斜のある落葉樹林や雑木林、岩場などに生育しています。一般に日本より夏は涼しく雨も少ない、乾燥している土地を好み、寒さに強いのが特徴です。
クリスマスローズの歴史
クリスマスローズは中世ヨーロッパでは薬草として重宝されていました。
属名の「Helleborus」の語源は、ギリシャ語で「殺す」を意味する“Helein”と「食べ物」を意味する“bora”です。
1600年代には裕福な貴族が観賞用として栽培し始め園芸植物として広まりました。
1800年代後半からはドイツやイギリスで品種改良が本格的におこなわれ、様々な交配種が生まれました。
日本では明治初頭にH.ニゲルが導入されたと言われています。
明治末にはヨーロッパの改良品種が入りましたが、2度の対戦で散逸してしまいました。
1980年代末まではいくつかの原種と交配種が一部の愛好家の間で少量出回っていました。
1990年代になるとイギリスから新しい交配種が導入され、“クリスマスローズ”という愛らしい名前も手伝って人気を博しました。
(参考文献:別冊NHK趣味の園芸 クリスマスローズのすべて)



